【2026年最新】VESA規格とは?モニターのサイズ・種類一覧と簡単な確認方法
VESA規格とは、モニターやディスプレイをモニターアームや壁掛け金具に取り付けるためのネジ穴の間隔を定めた国際標準規格のことです。
この記事では、VESA規格の基本知識から、お使いのモニタがどのサイズや種類に対応しているかの一覧、そして簡単な確認方法までを解説します。この情報を知ることで、周辺機器の購入で失敗するリスクを減らせます。
目次
VESA規格とは?モニター設置の自由度を高める国際標準規格
VESA規格は、英語の「Video Electronics Standards Association」の略称で、その読み方は「ベサきかく」です。
この規格は、モニターやテレビの背面に設けられたネジ穴の位置と間隔を標準化するもので、異なるメーカーのモニターとアームやスタンドであっても、規格が一致すれば互換性が確保され、取り付けが可能になります。
規格表を参照することで、製品同士の適合性を事前に確認でき、モニター設置の自由度を大きく高めます。
VESA規格の主な種類をサイズ別に解説
VESA規格には、モニターの大きさや重量に応じて複数の寸法が定められています。
規格のサイズは、取り付けネジ穴の「横の幅(mm)×縦の幅(mm)」で表記され、この数値がモニターと取り付け金具で一致することが重要です。
小型のPCモニターから大型のテレビまで、それぞれのサイズに適した規格が存在し、製品を選ぶ際の基準となります。
最大の寸法はテレビ向けに非常に大きなものまで用意されています。
MIS-D:75×75mm・100×100mm(小型~中型モニター向け)
MIS-Dは、PCモニターで最も普及しているVESA規格の一つで、具体的にはネジ穴の間隔が75×75mmまたは100×100mmの2種類を指します。
一般的に24インチ以下の小型から中型のモニターに採用されることが多く、市場に出回っている多くのモニターアームがこのMIS-D(特に100mm×100mm)に対応しています。
アームの購入を検討する際、まず確認すべき基本的な規格です。

MIS-E:200×100mm(中型~大型モニター向け)
MIS-Eは、ネジ穴の間隔が200×100mmに定められた規格です。
このサイズは、主に20インチ後半から32インチクラスの中型から大型のモニターや、比較的小型のテレビなどに採用される傾向があります。
横長の長方形の配置が特徴で、MIS-Dよりも重量のあるディスプレイを支えるために使用されます。
製品によっては、100×200mmの配置で対応している場合もあります。

MIS-F:200×200mm以上(大型テレビ・モニター向け)
MIS-Fは、主に大型のテレビやモニターに対応するための規格で、そのサイズは多岐にわたります。
代表的なものでは200×200mmから始まり、300×200mm、300×300mm、400×400mm、さらに大きなものでは600×400mmといったバリエーションが存在します。
重量のある大画面ディスプレイを安全に壁掛けしたり、スタンドに取り付けたりするために、頑丈な設置が求められる場面で適用されます。

お使いのモニターがVESA規格に対応しているか確認する3つのステップ
お使いのモニターがVESA規格に対応しているかは、簡単な3つのステップで確認できます。
モニターアームや壁掛け金具を購入する前に、この手順でご自身のモニターが対応しているか、またどの規格サイズに該当するのかを把握しておくことが重要です。
確認の基本は、モニター背面のネジ穴の位置と間隔をチェックすることです。
ステップ1:モニター背面に4つのネジ穴があるか目視でチェック
まず、モニターの背面を見て、正方形または長方形に配置された4つのネジ穴があるかを確認します。
この4つの穴が、モニターアームなどを取り付けるためのVESA規格のネジ穴です。
通常、これらのネジ穴は中央付近に配置されていますが、スタンドの付け根部分に隠れていることもあるため、その場合はスタンドを一度取り外して確認する必要があります。
ステップ2:ネジ穴の縦と横の間隔(mm)を定規で測定
4つのネジ穴を見つけたら、それぞれのネジ穴の中心から中心までの距離を、縦方向と横方向で測定します。
この測定は、ミリメートル単位で行ってください。
例えば、横の間隔が100mm、縦の間隔が100mmであれば、そのモニターのVESA規格は「100×100mm」となります。
この測定値が、適合するアームや金具を選ぶ際の最も重要な情報です。
ステップ3:モニターの重量とインチ数も忘れずに確認
VESA規格のサイズと合わせて、モニター本体の重量(スタンドを除く)と画面のインチ数も必ず確認してください。モニターアームや壁掛け金具には、それぞれ「耐荷重」と「対応インチ数」が定められています。
モニターの重量が耐荷重を超えていたり、インチ数が対応範囲外だったりすると、落下の危険性があるため、製品の仕様書やメーカーサイトで正確な数値を確認することが不可欠です。
VESA規格に対応していないモニターを設置する方法
モニターの背面にVESA規格のネジ穴がない場合でも、設置を諦める必要はありません。
VESA規格以外のモニターでも、市販の変換アダプタなどを使用することで、モニターアームやスタンドへの取り付けが可能になることがあります。
これにより、非対応モニターでも設置方法を変更し、デスク環境を改善できる可能性があります。
後付け用のVESAマウント変換アダプターを活用する
VESA規格に対応していないモニターには、「VESAマウント変換アダプター」という製品が有効です。
このアダプターは、モニターの上下や側面をアームで挟み込むようにして固定し、擬似的にVESAマウント(75×75mmや100×100mm)を増設するものです。
この変換プレートを利用すれば、ネジ穴がないモニターでもモニターアームへの取り付けが可能になります。
スタンド一体型モニターは対応が難しい場合も
デザイン性を重視したモニターの中には、スタンドが本体と一体化しており、取り外せない構造になっている製品があります。
このようなスタンド一体型のモニターは、背面にネジ穴がなく、形状も特殊なことが多いため、後付けの変換アダプターでも取り付けが困難なケースがほとんどです。
購入前に、スタンドが取り外し可能な仕様かどうかを確認することが重要です。
VESA規格対応モニターアーム・金具を選ぶ際の注意点
VESA規格対応のモニターアームや壁掛け金具を選ぶ際には、いくつかの注意点があります。
規格サイズが合わないといった失敗を避けるため、購入前に必ず確認すべきポイントを解説します。
適合する製品を選ぶことで、安全で快適なモニターの取り付けが可能になり、メーカーを問わず利用できます。
設置したいモニターのVESA規格と一致するか確認する
最も基本的な確認事項は、購入を検討しているアームや金具が、設置したいモニターのVESA規格に対応しているかという点です。
製品の仕様欄には「対応VESA規格」として「75×75mm」「100×100mm」といった記載があります。
この数値が、ご自身のモニターの規格と完全に一致することを確認してから購入するようにしましょう。
モニターの重量に耐えられるか耐荷重をチェックする
すべてのモニターアームや壁掛け金具には、安全に使用できる重量の上限を示す「耐荷重」が設定されています。
設置したいモニターの重量(スタンドを除く)が、この耐荷重の範囲内に収まっていることを必ず確認してください。
耐荷重を超えて使用すると、アームがお辞儀をしたり、最悪の場合、破損してモニターが落下したりする危険があります。
取り付けに必要なネジが付属しているか確認する
VESA規格では、ネジ穴の間隔だけでなく、使用するネジの太さも「M4」「M6」「M8」といったサイズで定められています。
通常、モニターアーム側には複数のサイズのネジが付属していますが、モニターの機種によっては取り付け面の凹凸などの理由で特殊な長さのネジが必要になる場合があります。
VESA規格のネジが付属しているか、長さは合うかを確認し、合わない場合は別途用意する必要があります。
VESA規格に関するよくある質問
ここでは、VESA規格に関して多くの人が抱く疑問について回答します。
ネジの購入場所から特殊なモニターへの対応、ケーブルの配線や収納、机に固定するクランプ方式に関するものまで、よくある質問を取り上げます。
VESA規格のネジはどこで買えますか?
ホームセンターのネジ売り場や、家電量販店、Amazonなどのオンラインストアで購入できます。
購入の際は、必要なネジの太さ(M4、M6など)と長さを事前に確認してください。
モニターの取り付け面が窪んでいる場合は、隙間を埋めるためのスペーサーが別途必要になることもあります。
曲面モニターでもVESA規格に対応していますか?
はい、対応しているモデルが多数存在します。
ただし、モニターの背面が湾曲しているため、取り付け部分とアームのマウントプレートの間に隙間が生じることがあります。
その隙間を埋めるために、製品に付属しているスペーサーを使用して取り付ける必要があるため、付属品の確認が重要です。
テレビの壁掛けにもVESA規格は使われますか?
はい、現在の液晶テレビのほとんどはVESA規格に対応しており、テレビの壁掛け設置における標準規格となっています。
壁掛け金具や転倒防止機能を持つテレビスタンドを選ぶ際は、設置したいテレビのVESA規格と重量に対応しているかを確認することが不可欠です。
テレビ台を使わない設置方法では特に重要です。
まとめ
VESA規格は、モニターやテレビをアームや壁掛け金具に取り付けるための世界共通の基準です。この規格を正しく理解し、ご自身の機器に合った製品を選ぶことで、快適で安全な視聴・作業環境を構築することができます。
近年では、このVESAマウントを利用して、タブレットホルダーやサウンドバー、撮影用のライトといった多様なアクセサリを取り付ける製品も登場しています。中には、車載用途やMagSafe対応のホルダーなどもあり、その活用範囲はオフィスやデスク周りにとどまらず、さまざまな環境へと広がりを見せています。
■ 製造・物流現場におけるVESA規格の活用とアイメックスのソリューション
近年、製造ラインの作業台や物流倉庫のフォークリフト、ピッキングカートなどにおいて、VESA規格に対応したマウント金具を用いて「産業用タブレット」を強固に固定し、業務効率化を図るケースが急速に増えています。
アイメックスが提供する堅牢な産業用タブレット「RTC-Iシリーズ」をはじめとするAuto-IDソリューションは、こうした過酷な現場環境でも安全に設置・運用することが可能です。バーコードリーダやRFID機器と連携させることで、現場のペーパーレス化やリアルタイムなデータ収集を強力に推進し、ヒューマンエラーの削減と生産性の劇的な向上を実現します。「自社の現場環境に最適なタブレットやマウント方法を知りたい」「実際の業務でテストしてみたい」という方は、ぜひお気軽にアイメックスまでご相談ください。デモ機の無料貸出や、専門スタッフによる最適なお見積り・構成のご提案を行っております。
本コラムでは、今後も皆様のお役に立つ情報の発信を続けてまいります。
投稿者プロフィール

- 業界27年のベテラン営業マン兼ライター。
積極的に海外からも良い製品を探してくるが基本的にはモノづくり大好き人間。




